新聞ななめ読みblog

2017.06.26

行徳の歴史あるまち並みを  魅力ある観光地に 行徳まちづくり協議会発足

行徳の旧道エリアには数多くの寺社が点在し、常夜灯や笹屋うどん跡、旧浅子神輿店、加藤邸、田中邸など歴史的文化資産も数多く残されている。
これらを生かした魅力的なまちづくりを行い、行徳ににぎわいのある観光スポットを整備していこうというプロジェクトが動き出した。

地域の人と市が まちづくりを協働で
メンバーは市川市のほか、本行徳・本塩・関ヶ島の各自治会長、行徳郷土文化懇話会、市川市観光協会、市川案内人の会、行徳てらまち会と各建物の関係者ら。先月、「(仮称)行徳まちづくり協議会」を発足し、市が行う整備工事と並行しながら、官民協働で具体的なまちづくりを進めていく。

旧浅子神輿店を観光スポットの拠点に
整備の核となるのは、国の登録有形文化財にも指定されている旧浅子神輿店。室町時代末期に創業され平成19年の廃業まで500年以上続いた伝統ある神輿店で、残されている建物は昭和4年の建築。現在は年に1度の「行徳寺のまち回遊展」開催時以外は公開されていない。
これを行徳の歴史や文化を紹介するギャラリーとして開放し、まちの情報を発信する拠点とする。具体的には、行徳の歴史などを紹介する資料館としてパネルや写真の展示を行うほか、行徳の祭りや方言などを紹介するDVDの放映、昔のまち並みを再現したジオラマの設置、昔の生活道具や農具、塩づくり、遊具の展示などが検討されている。「まちの観光案内所」としての機能も持たせる。
また、トイレや畳の張り替え、水周りなどのリフォームを行い、建物の雰囲気を残しながら外観や建物も楽しめるようにする。
建物は、旧道面から若干後方に移設し、車やバスから退避できるスペースを確保するなど安全面にも配慮する。

行徳名物の食べ物やお土産も
現在空き地になっている旧浅子神輿店前のスペースは、交流の広場として整備。
江戸時代から明治にかけて行徳の名物として人気だった笹屋のうどんにちなんだうどんや、コーヒーなどを提供。休憩スポットとするほか、行徳土産や地場産品などを販売し、物産販売所としての機能を持たせる。
このほか、常夜灯公園も整備。休憩スペースを広げ、植栽を行い、公園の魅力をアップさせる。

完成は来年5月を予定
同協議会は、これらの具体的な計画とともに、景観方針やルール作りなども検討し、行徳の歴史を感じさせるまち並み景観づくりも進めていく。
また、点在する寺や建物を生かした観光PRにも力を入れ、まち歩きの人や観光客でにぎわいのあるまちを目指す。オープン予定は来年5月。行徳が新しい観光スポットとしてどう生まれ変わるか、注目していきたい。


旧浅子神輿店

旧浅子神輿店(内部)


笹屋うどん跡

常夜灯公園

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